岸田劉生 表装替

軸装から額装へ直し(岸田劉生)

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軸装が扱いにくいと感じられる方は意外に多いですね。軸が敬遠されるのは寂しい限りですが時代に合わなくなってきたのでしょうか。

軸装が敬遠される理由

主な理由としてこんな意見が多く聞かれます。

  • 床の間がない
  • 汚れや傷みが心配
  • 扱い慣れていない
  • 作品がむき出しなのは危険
  • 保管が大変

これらの不安や心配は軸から額装に変更することで解決する場合が多いのではないでしょうか。(もちろんこの逆の額から軸装へ変更することも可能です。)

軸から額へ変更しますか

時代を経てきた作品は実際、軸や額、作品本体のコンデションに問題を抱えている場合が多いです。

飾らずに長期保管していただけでもカビやシミは出てくることがありますから、作品を手に入れた時点か、欠点が気になりだした時にメンテナンスと同時に軸→額変更をされることをお勧めします。

今回岸田劉生の水彩画が仕上がってきました。軸から額に変更すると「どう印象が変わるのか」ご参考にされてください。

今回は、ごく一般的な軽い洗いを同時にお願いしました。額の型はスタンダードな形ですが作品に合うようにサイズや細かな変更を施した一点物の制作です。

 

とても綺麗になりました。「長もの」と言われる縦方向に長い掛軸も額装に替えることが多くなってきました。縦に長いといことが飾る場所によってはよく映えます。もちろん額装にして床の間に飾っても違和感ありません。

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