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美術品の保管に適した倉庫|本格的な倉庫から近所のお手軽な倉庫まで

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美術品の保管について動産総合保険との兼ね合いからもう少し考えてみます。

コレクターの中には、上村松園や横山大観や川合玉堂など高価な巨匠作品の軸を含め、複数点数ご家庭の押入れで保管されている方は以外に多くいらっしゃいます。これらの作品のコンデションが10年ほど経過すると軸の何本かにシミが出てしまうことがあります。

密閉性が高い今日の住宅では家屋内の湿度が通年で高いと言えます。冬でもです。冬は外気と室内温度の差で結露がどうしても玄関を中心に発生します。

また、動産総合保険も自宅家屋内保管ですと割高ですが、外部の倉庫ですと保険料が格安になる場合もあります。カビ、シミ対策も万全ですから自宅家屋内保管の保険料との差額で倉庫を借りれてしまうかもしれません。

さっそくどんな倉庫が参考としてあるのか見てみます。

三井倉庫、住友倉庫、三菱倉庫が運営する美術品専門の倉庫があります。貸金庫の部屋バージョンです。部屋の容積や床面積で料金がきままります。

(参考に三井倉庫の内部です)

東日本倉庫 大きなスペースを確保できそうです。

(東日本倉庫の内部です)

寺田倉庫 美術品と言えばこの倉庫というほど機能設備が充実していて高級感のある倉庫です。なんと保税倉庫もあります。 倉庫が提供するサービスも運送、展示、梱包、修復診断、燻蒸、シーズニングルーム(この部屋に作品をしばらく置いておき、倉庫外の温度湿度と倉庫内の温度湿度を馴染ませる)作品を見たり商談したりできる部屋の提供、ギャラリースペースの提供などおよそすべてのサービスが高次元で提供されています。

東京美術専用倉庫 地下1階から最上階の7階まですべて専用倉庫で、天井高もあり大きな立体作品の撮影も可能です。百貨店が専用に年間借りていたり輸送サービスもありますので保管基地として最適です。

上記の施設はプロ用という感はあります。所在地も東京中央区周辺です。

最近トランクルームが増えてきました。交通の便の良い街中に点在し温度、湿度、セキュリティーがしっかり管理されているトランクルームも多くなってきました。いくつかある中で私も使っているところを紹介します。

トランクルーム・キュラーズ

駐車場もあり場所も大通りから少し入ったところが多く駐車場も広めで、搬入・搬出もスムーズにできます。
セキュリティーカードでの入口チェックとエレベーターもセキュリティーカード認証で利用階のみしか止まらないようになっています。
監視カメラも随所に取り付けられていて、各監視カメラのモニターが入口正面に設置されて入館すると自分の姿が映し出されますので違法な入館防止効果になっています。
基本毎日10時から5時頃まで管理会社の社員が常駐しています。
空調管理は、湿度は55%位です。温度は20度位です。
10年くらい借りてますが、軸・版画なども安心して保管できます。

おすすめです。
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実証|美術品も安心保管できるキュラーズトランクルーム

美術品の保管場所で困っている方も多いと思います。お住まいの地域に空調・セキュリティーの設備が整ったトランクルームがあれば外部倉庫を選択すべきです。カビやシミなど湿度による劣化を心配しなくてもすみます。 ...

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