オークション会場の場所は?
関東近郊に住んでいても場所によっては、オークション会場まで何度か乗り換えが必要です。
新幹線が止まる駅や山手線の駅近くで開催されれば便利ですが少し離れます。
シンワアートオークションは銀座で開催しますが、他は、有明、代官山、門前仲町だったりします。下見会で作品の状態を確認したければ、オークション日と2度行かなければなりません。インターネットでの入札、電話でのライブ入札、事前の紙面での入札などが用意されてはいますが、まだ一般的ではありません。
オークション会場の雰囲気は?
遠方の方、外国人が参加しやすい環境づくりに積極的なのは、毎日オークションです。電話で参加される方の多さから伺えます。
会場に中国語や英語で対応するスタッフが10人ほどいて対応されています。もちろん日本語での方もいます。
会場に用意されている椅子は200席くらいではないかと思います。立見が多くて混雑する時もあれば空席がある回もあります。
競りは、1作品30秒位のスピードで進行していきますので、1時間で120作品ほどです。お目当の作品が400番目でしたら、開始から3時間後くらいに会場に来られる方もいますので、会場は、出たり入ったりという感じです。
オークションの落札者は?
一般の美術愛好家が、それぞれのオークションに数多く参加していることは事実です。
毎日オークションでは、外国人の高額落札も多いと感じます。しかし、まだまだ美術商が、落札者のかなりの割合を占めているのではないかと思います。
顧客から依頼されて参加される美術商もいるとは思います。しかし、やはり、美術商が、オークションで仕入れとして購入する比率は高いと思います。
美術商の買い取り価格とオークション落札価格の関係
美術商の参加も多いので、オークション相場と業者間相場は近い関係にあります。一般のコレクターが参加されると相場以上の高値になることはあります。
過去のオークション落札価格を調べることで、おおよその買い取り価格が調べられます。