アートニュース社が毎年発表する「トップ200コレクター」の国籍を見るだけで美術市場がアメリカ〜ヨーロッパ〜ブラジル〜ロシア〜インド〜中国〜中東へとグローバルに広がっていっていることがわかります。
そして落札額100億円超クラスの作品が頻繁に登場する巨大市場が、いかに少数の富豪で占められている社交界かをおしえてくれます。
選出された日本人コレクター
日本人で選出されたコレクターは誰なのか?気になりますね。
ジャン=ミシェル・バスキアを落札した前澤さんは大きなニュースになりましたから有名です。
今回2008年度の「トップ200コレクター」には四人がランクインしています。
前澤雄作 様 | オンライン小売 | アンティーク、日本の陶器、現代美術 | 2016年から2018年 3年連続ランクイン |
大林武雄 様 | 大林組会長 | 現代アート | 2013年から2018年 6年間連続ランクイン |
佐藤辰巳 様 | 大和プレス株式会社代表現代 | 現代美術、原始美術、アンティーク織物 | 2005年から2018年 14年連続ランクイン |
柳井正 様 | ファーストリテイリング代表取締役会長兼社長 | 現代美術 | 2010年から2018年 9年連続ランクイン |
上記4名様です。それぞれ何度もランクインしているのがすごいですね。
ちょっと不思議に感じるのは常連のベネッセ様が今回ランクインしていません。
福武總一郎 様
ベネッセコーポレーション 名誉顧問
ベネッセコーポレーション 名誉顧問
「ベネッセアートサイト直島」を運営しています。世界の美術好きの憧れのホテルです。なかなか予約が取れないようです。やはり初夏から秋頃が良いでしょうね。3月末予約状況見てみましたがほとんど埋まっていました。この場所はクロード・モネの睡蓮のコレクションで有名な地中美術館や日本で唯一リーウーファンの個人美術館李禹煥美術館があり、ウォルター・デ・マリア の作品にも出会えます。
よく言われますが日本には世界の主要なアーティストの名品が系統だって収蔵されている国だと言われます。美術産業はこれからですが収蔵に関しては日本はすでに美術大国なんです。