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近代日本画・洋画作家の価格の低迷

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近代日本画・洋画の低迷長引く

美術館も、最近では、現代美術や、江戸以前の美術展に力を入れている感があります。横山大観、梅原龍三郎に代表される近代以降の日本画、洋画作家の注目度が下がっている気がします。

時代と共に、作家の評価が変動するのは仕方がないことですが、前田青邨や安田靫彦、小野竹喬や福田平八郎などなど、決して色褪せない作家が、かつての価格を大きく下回り、若手作家並みの金額に甘んじていることに唖然とします。

草間彌生、奈良美智などの目をみはる高騰に比べ対照的です。

激動の時代に活躍した明治〜昭和の作家達は、素晴らしい作品を残しています。この時代の作家の作品を今売却しよとすると、がっかりするのではないかと思います。投げ売りに近いですから。

堅山南風や橋本関雪などの歴史に残るような作家たちですが、若手作家より安く買えます。不思議な時代ですね。決して色褪せてしまう絵ではありません。

他にも、竹内栖鳳や吉田善彦など実力作家が格安で出品されています。オークションで探してみたら楽しいですよ。どれも、数百万以上していた作家たちです。

素晴らしい作品を残しているのに過小評価されている作家を今後お伝えしていきます。

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